蒸気機関のパートナーシップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 17:22 UTC 版)
「ボールトン・アンド・ワット」の記事における「蒸気機関のパートナーシップ」の解説
詳細は「en:Watt steam engine」を参照 このパートナーシップは、分離凝縮器を備えた蒸気機関についてワットがもっていた特許を基に事業を興すべく、1775年に結成された。この特許によって、従来のニューコメン式の蒸気機関よりも燃料効率を向上させることができるようになった。当初、この事業は、当時まだ農村的な地域だったハンズワース(Handsworth)の最南部にあったボールトンの屋敷ソーホー・ハウスに近い、ソーホー製作所(Soho Manufactory)を拠点としていた。しかし、蒸気機関の部品の大部分は、他社によって製造され、例えばシリンダーはジョン・ウィルキンソン(John Wilkinson)が製造したものだった。 1795年、ボールトンとワットは、バーミンガム近郊のスメジック(Smethwick)のソーホー鋳造所(Soho Foundry)で、蒸気機関の自作を始めた。パートナーシップは、1800年に、それぞれの息子たちへ引き継がれた。この会社は120年以上存続し、1895年にも蒸気機関を造り続けていた。この時期の蒸気機関は少数ながら今日まで保存されている。
※この「蒸気機関のパートナーシップ」の解説は、「ボールトン・アンド・ワット」の解説の一部です。
「蒸気機関のパートナーシップ」を含む「ボールトン・アンド・ワット」の記事については、「ボールトン・アンド・ワット」の概要を参照ください。
- 蒸気機関のパートナーシップのページへのリンク