著作者表示の変更について
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「MASTERキートン」の記事における「著作者表示の変更について」の解説
『週刊文春』2005年5月26日号において、『MASTERキートン』の増刷が一時行われなくなった件について取り上げられた。その記事中においては、著作者に関し担当編集者の長崎尚志が、原作者とされている勝鹿が原作を仕上げたことはなく、全て長崎と浦沢が書いていた、と述べたとされている。また関係者(匿名)によると、その後浦沢の申し入れから、印税はそれまで通り浦沢と勝鹿で半分ずつのまま、単行本における著作者表示で勝鹿の名前を小さくすることとなったらしい。しかし、勝鹿と親しかった雁屋哲がこの措置に関し小学館に抗議を行い、増刷が中断されている、との記事内容であった。 著作者関連について漫画研究者の夏目房之介は「いまひとつ不明瞭なのは原作者の存在だが、(略)直接打ち合わせをしているのはほとんど長崎で、その段階で原作を改変していたというのが浦沢・長崎の語ったところだ。ここではそう理解しておく。」と、自著で述べている。 2011年8月から、雑誌掲載時の4色・2色ページを再現したA5版サイズの『MASTERキートン 完全版』全12巻が刊行された際には、浦沢に比べ脚本の名前表示は小さくなり、5巻までは長崎の著作者表示が加わっている。
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