若松図鐔
わかまつずつば
若松は厳冬期にも青々しく繁ることから神樹あるいは生命力の象徴として古来より人々の信仰を集めていた樹木。若松を金布目象嵌で表裏に配し、同様に渦巻状の文様を銀布目象嵌で表わし、厚く仕立てた耳にも同じく銀を用いて布目象嵌を廻らしている。神々しく輝く若松を主題に据え、その周囲に漂う瑞気を渦巻状の文様で表現し、若松の背後に広がる深山の奥行きまでも表現している。若松の間に覗く渦巻状の文様は若松の周囲に広がる瑞気、あるいは霊気漂う山の空気感を表現したものであろうか。黒化した銀の色合いには雅味がある。 |
若松図鐔
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