般若心経について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 04:14 UTC 版)
山下は般若心経を成功法則を解説したお経と解釈し、また人間の思念が実現する人とそうでない人との違いを説き、企業経営への応用にも言及している。一般的に、般若心経の「空」は「無」と解釈され、とらわれない「無」の境地になることが重要であるかに説明されることが多い。しかし、山下は「空」の世界は「無」ではなく、宇宙と「色」に代表される「色受想行識」という五つの世界「五蘊(ごうん)」とを結びつけるものと考えている。人間は「五蘊」の世界に住んでいるが、「五蘊」はすべて「空」とつながっている。「空」の世界は認識できないが実際に存在し、宇宙とつながり、「五蘊」の世界ともつながっているため、「色」の世界での思念は「空」の世界で実現し、それが宇宙の力を得て、再び「色」の世界に反映され現実世界で実現すると考える。また、「空」はカール・グスタフ・ユングのいう「集合的無意識」と同一のものであるとしている。 企業経営においては、経営者の思いが、企業という形を通して実現するのであり、企業をよくしたいと思うなら、社長がよい会社の姿を心に描き、強く思わねばならないと考えている。
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