舞台とする世界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 09:32 UTC 版)
ファンタジーを舞台にした作品でも、生活感や日常性に注目した、ほのぼのした世界観を持つものが多い。同時に怪物の襲来や人死になども身近に存在するシビアな部分もある。 このあたりは『七つの祭壇』の頃からの持ち味であり、ユルセルーム(ローズ・トゥ・ロードの背景世界)やウルフレンド大陸(モンスターメーカーの背景世界のひとつ)など、他のデザイナーが創造した背景世界を扱うときも、共通の雰囲気を持つ。 ユキリア世界 冒険企画局時代には、ユキリア世界(冒険企画局で展開した共通のワールド)準拠でいくつかのオリジナル背景世界を創造した。ウィッチクエストの「ランドアイルス」(点在する街の集合体である児童文学的な世界)、「The World of WARLOCK(「6つの世界の物語」に収録)」の「シーアイルス」(古代アイルランドを意識した島国)などがそれにあたる。「百の世界の物語」、「ファンタジーRPGクイズ」などもユキリア世界に準拠したもので、藤浪はユキリア世界に大きく関与している。 コトノハ世界 「マンションズ&ドラゴンズ」「ダークローダーズ」など、藤浪智之と佐々木亮のコンビによるオリジナル作品では、「コトノハ」という共通のファンタジー世界を背景に持つ。但し『ダークローダーズ』第5巻あとがきで、藤浪は「この世界では“世界”と“言葉”を意味する言葉が同義であるので『コトノハ』と便宜上称しているだけで、固有名詞は敢えて設定していない」というようなことを述べている。 だんじょんの町 『だんじょん商店会』は、背景となる世界名は明かされておらず「ファンタジー世界のどこかにある町」が舞台となっている。町の名前はプレイヤーが自分で選ぶことができる(デフォルト名は「だんじょんの町」)。雰囲気は「コトノハ世界」に似ている。
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