自然学校の定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/19 04:55 UTC 版)
2002年に行われた自然学校の全国調査においては、「自然体験活動の受け入れ体制となる施設や組織を特に自然学校と呼ぶこととした。」と、幅の広い定義を行っている。この「自然体験活動」については「自然体験活動は、野外での体験活動全般を指し、キャンプやハイキング、自然観察はもとより、農業体験・漁業体験などの体験活動、田舎暮らしなどの生活体験も含まれる。また、自然を活用した川や海や山でのスポーツも、自然体験活動に含まれるものとする。従って本調査では、野外で自然と関わることであれば、そのほとんどすべてを自然体験活動と呼ぶこととした。」。その上で、「自然体験活動のための『場』『プログラム』『指導者』を、年間を通じて提供できる施設や団体」と解説している。 2006年における調査 では、「自然学校とは、その活動を通して『人と自然』『人と人』『人と社会』を深くつなげ、自然と人間とが共生する持続可能な社会づくりに貢献する組織的な自然体験活動」であり、「自然体験活動及び地域の生活文化の再生に関わる活動その他をそれぞれの専門家の指導によって、安全に楽しく行う」とされ、「責任者、連絡先住所、活動プログラム、活動の場所、参加者がいる。」という定義がなされている。自然学校を「自然豊かな場所で、宿泊可能な施設を持ち、指導者が常駐し、プログラムを提供していくところ」と定義したうえで、都市に本拠地をおいて自然豊かな場所や地域での体験活動を提供していく組織をも「都市型自然学校」もしくは「体験学校」と呼び、広義の自然学校として扱っている者もいる。
※この「自然学校の定義」の解説は、「自然学校」の解説の一部です。
「自然学校の定義」を含む「自然学校」の記事については、「自然学校」の概要を参照ください。
- 自然学校の定義のページへのリンク