自己浮上式海底地震計との比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 23:20 UTC 版)
「ケーブル式海底地震計」の記事における「自己浮上式海底地震計との比較」の解説
現在一般的に使用されている海底地震計としては、ケーブル式のほかに「自己浮上式海底地震計」がある。 自己浮上式海底地震計は、センサー・記録装置・時計・電池などを(水圧に耐えられる)カプセル容器に入れて作業船から投入される。海面から自由落下させ、水深6,000m程度まで設置出来る。地震計には架台と錘が取り付けられており、そのまま海底に沈み自動的に観測を開始する仕組みである。地震計の容器内で記録器によりデータが記録される。観測期間は通常数週間くらいである。観測が終わると、船からの信号を受けて(浮力で)浮上し、その後回収される。 自己浮上式海底地震計は、ケーブル式海底地震計に比べて設置するコストが安いため、多数の地震計を同時に設置して観測することができる。そのため、海底地震計の中で最も高い頻度で使用されている。
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