胸マークとロゴ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 09:33 UTC 版)
ごく初期には、最初のプロ野球チームであるシンシナティ・レッドストッキングスに倣って胸の部分に古字体でイニシャルを配するデザインがよく使われた。このスタイルはデトロイト・タイガースに残っており、彼らのホーム用シャツにはゴシック体の“D”が書かれている。 ニックネームはメディアがつけた非公式なものから始まったが、1900年代初頭にはこれを市場戦略の一環として積極的に取り入れ、マスコットキャラクターとして採用する例も登場し始めた。初期の例としては、1901年のデトロイト・タイガースの帽子に赤い小さなトラが描かれたり、1907年には子熊のマークがシカゴ・カブスのユニフォームに描かれたりした。 1930年代までに、ほとんどのチームがホーム用シャツには独自のロゴを用いたニックネームを書くようになった。MLBにおいて、現在も伝統的にホーム用ジャージに都市名のイニシャルを表記しているのは、ニューヨーク・ヤンキースとデトロイト・タイガースの2チームのみである。またビジターゲーム用のジャージーには都市名を明記するのが通例であるが、近年ではビジター用にもニックネームのロゴが使われるケースがみられるようになっている。
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