肉弾三勇士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 03:20 UTC 版)
詳細は「爆弾三勇士」を参照 「爆弾三勇士」とも。第一次上海事変時、国民革命軍第19路軍が上海郊外に築いた陣地の鉄条網に対して、突撃路を築くため、点火した破壊筒をもって敵陣に突入爆破し、自らも爆死した独立工兵第18大隊(久留米)の3名の一等兵(戦死後に伍長)のことを指す。昭和期に入って初めての軍神。 江下武二 伍長 北川丞 伍長 作江伊之助 伍長 東京・芝の青松寺には、彼らの銅像の一部が残されている。 また、田河水泡著「のらくろ」の『少年倶楽部』1932年5月掲載分にこれをモチーフにした描写がある。その内容は、のらくろの部隊も参加した戦いで、鉄条網破壊作戦に志願した3名が背に爆弾を背負い鉄条網に向かって行きそのまま爆死するというもの。のらくろはその戦の功績(敵大将を生け捕った)で上等兵に昇格したが、戦死した決死隊3名の墓前で涙を流す、珍しい作風の締めとなっている。のちに刊行された単行本『のらくろ上等兵』でリライトされた際には、3名が破壊筒を携えていく、実際の「三勇士」に近い描写に変更されている。
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