聖火台での鳩焼き疑惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 07:27 UTC 版)
「1988年ソウルオリンピック」の記事における「聖火台での鳩焼き疑惑」の解説
開会式では、飛ばした鳩のうち何羽かが、聖火台の上にとまったままで、点火の時まで飛ばずにいたので、焼け死んだのではないかとの指摘が相次いだ。これについて、ソウルオリンピック組織委員長を務めた朴世直(朝鮮語版)(パク・セジク)は、「幾人かに確認してみた。すると大方の見方は、点火の直前に飛び去ったということであった。ある実務者は、点火の直前に聖火用の高圧ガスが強く噴出するため、鳩はとても止まっていられないと説明してくれた」と説明した。一部報道では、鳩が聖火台の炎で焼け死んだことは事実とされ、「動物愛護団体が抗議した」と報じられている。また、米タイム誌は2012年7月の時点において、本大会の開会式を全世界の目の前で多くの鳥が焼かれたことを理由に「史上最悪の開会式〔複数ある〕」と評して、その筆頭に挙げている。 1994年のリレハンメルオリンピックからは、本物の鳩ではなく、映像、風船、着ぐるみ、人文字、切り紙等で鳩を表現することが恒例となった。
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