せいぼをえがくせいルカ〔セイボをヱがくセイ‐〕【聖母を描く聖ルカ】
聖母を描く聖ルカ
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『聖母を描く聖ルカ』(せいぼをえがくせいルカ(英: Saint Luke Drawing the Virgin))は、初期フランドル派の画家ロヒール・ファン・デル・ウェイデンが描いた絵画。芸術家の守護聖人ルカが幼児キリストを抱く聖母マリアを描いている場面が描かれており、ブリュッセルの芸術家ギルド聖ルカ組合のために1435年から1440年にかけて制作した作品である[1]。オーク板に油彩とテンペラで描かれた板絵で、絵画の師であるロベルト・カンピンのもとでの修行を終えた後に、ブリュッセルの公式画家に任命された当初の作品の一つと考えられている[2]。この作品を所蔵するボストン美術館は、「アメリカ合衆国に存在する北ヨーロッパ絵画でもっとも重要な作品である」と位置づけている[3]。
- ^ Gardner and Kleiner, p.406
- ^ a b c d Ishikawa
- ^ 『聖母を描く聖ルカ』、ボストン美術館、2012年2月17日閲覧。
- ^ Hornik and Parsons, pp.16 - 17
- ^ Ishikawa, p.54
- ^ a b Campbell, p.54
- ^ a b c Eisler, Colin Tobias (1961). New England Museums. Brussels: Centre National de Recherches Primitifs. pp.73 - 74. Accessed via Questia.
- ^ a b Borchert, p.213
- ^ Hand et al., p.265
- ^ See Ishikawa for an explanation of van der Weyden's approach to underdrawing.
- ^ Ishikawa—but see the Provenance section of the Boston museum's page for more current information.
- 1 聖母を描く聖ルカとは
- 2 聖母を描く聖ルカの概要
- 3 参考文献
- 4 関連項目
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