群崩壊症候
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/18 09:26 UTC 版)
カナダの養蜂協議会(Canadian Honey Council)によればCCDが発生したコロニーでは共通して以下のような兆候が最終的なコロニー崩壊の前に発生している。 幼虫を維持するだけの若い成蜂(働き蜂)がコロニーから不足または完全にいなくなるものの、コロニーの周囲には死んだ蜂がほとんど見られない。 コロニーに巣房蓋のある巣房が残っている。これは羽化前の蛹が存在することを意味する。ミツバチは通常、蛹が全て羽化して巣房を出るまで巣を放棄しない。 蜂蜜や花粉といった食料は備蓄されたままである。そのため、これらがごく短時間のうちに他の蜂に奪われることはない(盗蜂は容易に起きない)。また食料が備蓄されていれば、蜂の巣を襲う天敵(蜂にとっては害虫)例えば、ハチノスツヅリガやケシキスイからの攻撃も巣に籠もることで防御できるため、敵による攻撃も考えにくい。 コロニーの構成員は、砂糖水や蛋白質などの餌をあまり食べようとしない。 女王蜂は生存する(失踪しない)。
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