練炭火鉢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:28 UTC 版)
扱いが面倒な木炭の欠点を解決するため、安価な練炭を燃料に使用できるようにした火鉢。着火した練炭コンロを火鉢本体の中にはめこんで使用する。下部の空気窓で火力を容易に調節することができる。木炭火鉢に比較すれば手軽で実用的であり、また煮物などの調理にも使用できたため大いに普及し、昭和三十年代頃までは各家庭に普通に見ることができた。その後は後述の石油火鉢などに市場の主導権を明け渡したが、高齢者にいまだ愛用者が多く現在でも販売されている。また、練炭の一度火をおこせば長時間熱源として利用出来る長所から、防災用品として利用されている場合もある。練炭火鉢は形状が類似している事から、七輪と混同される場合も多い。
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