総地区長(Generalsuperintendent)と監督補佐(Pröpste)
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「ベルリン=ブランデンブルク=シュレージシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会」の記事における「総地区長(Generalsuperintendent)と監督補佐(Pröpste)」の解説
プロイセン王国における福音教会の霊的指導者は総地区長(Generalsuperintendent)と呼ばれていた。最初、プロイセン全土において、12人の総地区長たちがいた。初期の職務はプロイセンに宗教改革を導入することであり、目的達成後はその職は廃止された。その後、1830年に再度、新たな形で総地区長制度が導入された。ブランデンブルクにおいて2人、シュレージエンにおいて1人の総地区長が置かれた。1918年における領邦君主による教会運営制度の廃止によって、宗務局(Konsistorium)長と共に、総地区長たちは州教会の教会指導をおこない、後に監督(Bischof)の称号を得た。1947年におけるプロイセン州政府の解体後、州教会(Provinzialkirchen)は正式に独立した存在になり、教会の首長としての監督(Bischof)に、率いられている。 今日、それぞれの総地区長(Generalsuperintendent)によって指導されるベルリン、ゲルリッツ、ポツダムの3つの管区(Sprengel)がある。教区総会と州教会総会の代議員、地区長(superintendent)が出席する総地区長を選出する総会が開催される。総地区長(Generalsuperintendent)は10年の任期で選出される。総地区長を選出する総会の申し立てによって、人望のある総地区長(Generalsuperintendent)は地域監督(Regionalbischof)の称号を持つことを、教会指導部が議決する。2004年4月において、ゲルリッツの総地区長(Generalsuperintendent)選出に際しておこなわれた。 ベルリン教区:ウルリケ・トラウトヴァイン(2011年就任)-ルター派教会が属している ゲルリッツ教区:マルティン・ヘルヒェ(2011年就任) ポツダム教区:ハイルガルト・アスムス(2010年選出)-ルター派 監督の神学的代理人が監督補佐PropstもしくはPröpstinである。この職はベルリン=ブランデンブルク領邦教会時代から受け継がれている古い伝統職である。監督補佐は州教会指導部、州教会総会の一員であると同時に、宗務局の霊的指導者でもある。2020年以降、この職にあるのはクリスティーナ=マリア・バメルである。
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