総則・服役
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 02:10 UTC 版)
原則として男子は兵役に服すると定め(第1条)、兵役の種類として常備兵役、後備兵役、補充兵役、国民兵役の4種類を規定し、さらに常備兵役を現役、予備役の2種類、補充兵役は第一補充兵役、第二補充兵役の2種、国民兵役は第一国民兵役、第二国民兵役の2種に分け、合計で7種類を定めた。このうち、在営(軍隊の駐屯地に居住することや艦船に乗り組むなどの軍務につくこと)義務があるのは常備兵役の現役である(第2条・第5条) 志願兵(将校を希望する者など)については兵役法の対象外であり(第3条)、一定の前科がある者は兵役に服することはできないとした(第4条) 兵役の期間は陸軍と海軍で異なり、原則として下記のように定めた(第5条~第7条) 現役・予備役・後備兵役 陸軍 現役2年・現役終了後に予備役5年4か月・常備兵役終了後に後備兵役10年(通算17年4か月) 海軍 現役3年・現役終了後に予備役4年・常備兵役終了後に後備兵役5年(通算12年) 補充兵役 陸軍 第一補充兵役12年4か月 海軍 第一補充兵役1年間・第一補充兵役終了後に第二補充兵役11年4か月(通算12年4か月) 現役適格者のうち、現役兵又は第一補充兵に徴集されなかった者 第二補充兵役17年4か月 その他、各種の事情により兵役期間の短縮・延長がなされることを定めた(第10条~第22条) 兵役の種類の詳細については役種を参照。
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