経済における政府の機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 16:54 UTC 版)
政府の経済的役割は、資源配分の調整(公共財・公共サービスの供給)、所得の再分配(累進課税・社会保障)、景気の安定化、の3つに分類される。 政府の活動は、収入(歳入)面と支出(歳出)面の両方で構成されており、どちらも経済全体の資源配分・所得分配に大きな影響を及ぼす。政府の支出は、教育・福祉などの政府消費と呼ばれるサービスと道路・港湾などの公共施設を建設する公共投資から構成されている。 政府の財源には、1)税金、2)国債、3)貨幣発行益、の3つがある。政府の収入の基本となるのは税収であり、政府は様々な税金を課すことにより、政府活動のための資金を確保する。経済学者の岩田規久男は「政府の仕事とは公共事業を除けば、大部分が消費である。税金と国債の違いは、いま税金を払うか将来税金を払うかという点だけであり、それ以上の違いはない」と指摘している。
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