経営権の売却と倒産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 03:49 UTC 版)
「岡部ホテルグループ」の記事における「経営権の売却と倒産」の解説
2003年11月にメインバンクの足利銀行が一時国有化。債務超過で経営が行き詰まり、2005年4月に取引銀行の商工中金・足利銀行・栃木銀行が84億円の債権放棄と35億円の劣後ローン化(DDS)の金融支援を受け、整理回収機構の管理下で「鬼怒川観光ホテル西館・東館」の閉鎖など経営の合理化を進め、チェーン名を「岡部ホテルグループ」に改めた。しかし世界金融危機の影響による収益悪化から自主再建を断念し、2009年7月1日付けで新旧分離により分社化し、新会社の運営権および資産を他社へ売却した。本家「岡部ホテルグループ」の手から離れつつもホテルの運営は継続されることになった。 その後残務整理を進めていた 株式会社コーラク(旧「ホテルニュー塩原」)ホテルニュー塩原、鬼怒川ホテルニュー岡部、伊東ホテルニュー岡部を運営していた 株式会社さつきサービス(旧「鬼怒川観光ホテル水明」) 株式会社関盛商事(旧「西伊豆ホテルニュー岡部」) からなる「旧・岡部ホテルグループ」3社は2011年3月9日に東京地裁から特別清算開始決定を受け、事実上倒産した。
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