組織~1930年代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/19 05:58 UTC 版)
「ロッタ・スヴァルド」の記事における「組織~1930年代」の解説
1918年11月11日にリーヒマキで、女性連絡員らが中心となり初めてロッタ・スヴァルドと呼ばれる組織が作られた。フィンランド内戦に従軍したリーヒマキのロッタ・スヴァルドを始めとする女性連絡員は白衛軍(フィンランド語版)と連携し、給食や看護など後方支援に当たっている。これらの組織は、戦後の1920年9月9日に独立した組織として承認された。このとき正式にロッタ・スヴァルドの名が与えられている。 ロッタ・スヴァルドは1920年代に拡大し、1930年代には60,000人を突破した。最盛期の1944年には242,000人が活動しており、当時のフィンランド国内はおろか世界的に見ても最大規模を誇る民間補助組織となった。ちなみにその当時のフィンランドの総人口は400万人にも満たなかった。 1920年代~1930年代にかけて、加入の最低条件としてクリスチャンのフィンランド国民であることが求められた。また、加入の際には信頼できる者による2件以上の推薦状が必要であった。後者に関しては1939年の冬戦争勃発に伴い形骸化している。外国人は特別な許可を受けた者のみ受け入れ対象となった。しかし、1940年にはイスラム教徒とユダヤ人が、1941年には非教派が加入している。
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