組手の変質と多様化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 21:49 UTC 版)
「組手 (空手)」の記事における「組手の変質と多様化」の解説
戦後、試合ルールが統一化されなかったために、防具付き空手、寸止め空手、フルコンタクト空手それぞれが、独自のルールを制定して組手試合を実施した結果、組手のスタイルや技術なども分裂の様相を呈するようになった。 また、組手試合を実施・発展させる過程で、ボクシングやムエタイの技術を導入する動きもあったため、今日の空手の組手は、沖縄古来の組手とは別物であるとの批判もある。さらに、1990年代から興った総合格闘技ブームに影響されて、打撃技だけでなく、投げ技や寝技を技術体系に導入する流派も増えてきた。 それゆえ、「空手」という名称に必ずしもこだわらなくなった流派や、空手という名称でありながら、実態はキックボクシングや総合格闘技に近い流派・団体も存在している。一方で、沖縄空手の組手への回帰も唱えられるようになり、空手の組手のあり方はますます多様化している。
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