素材概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 07:30 UTC 版)
シネテープは元来、フィルムと同じ幅・同じ形状の磁気録音テープであり、パーフォレーションもある。これにより、編集の際フィルム映像と音声との同期をとり、コマ単位で音を合わせることが可能となる。 トラック分けがされており、各トラックにセリフ、BGM、効果音等を入れた後、フィルムコマ単位で映像と合わせ、ミックスダウンされる。 シネテープの記録音声はオプティカル・サウンドによる音声と違ってクリアであるため、1吋CタイプアナログVTRが定着する1980年代中盤頃まではリアルタイムでの放送時に、フィルムとシンクロする形で放送送出に使用していた。 ただし、全てのフィルム作品に適用されていたわけではなく、製作キー局や製作会社によってオプティカル・サウンドかシネテープかの対応が左右されていた。また、コスト面のデメリットから再放送やビデオソフト化の際に使われず、その多くは素材そのものが破棄されているケースも多々存在した。
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