紅イモ菓子類似品訴訟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 02:49 UTC 版)
2007年7月に当社(以下、当時の社名によりポルシェと記す)が沖縄県那覇市に本社を置く菓子メーカーである株式会社ナンポー通商(以後、ナンポー通商)を相手に起こした、商品の販売差し止めと1億円の損害賠償などを求める訴えである。 ナンポー通商が2001年より販売を開始した「べにいもたると」に対し、ポルシェは「呼称が類似しており商品の基本的構成形態も同一。現に一般消費者の間で混同が生じている」などと訴え、販売差し止めや商品製造用の金型の廃棄などを求めた。これに対し、ナンポー通商の代理人は「『ベニイモタルト』は沖縄の多くのメーカーの努力で成長した商品で、現在ではちんすこうなどと同様に沖縄土産の一般的商品として定着しており、原告のみが商品を独占して製造、販売できるはずはない」と反論した。 2008年8月6日に那覇地方裁判所で行われた訴訟でポルシェ側の請求が棄却された。 なお、「紅いもタルト」の名称は、商標登録はされていない。
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