約款の適用とは? わかりやすく解説

約款の適用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 21:52 UTC 版)

過誤払い」の記事における「約款の適用」の解説

通帳による取引については、通帳真贋しんがん本物であるかどうか)と預金払戻請求書に捺された印影真贋確認して金融機関預金本人認めた上で取引は有効であり、仮に損害生じて責任取らない、とする免責約款定められていることが大半である。テレフォンバンキングネットバンキングについても同様に認証手段講じて金融機関預金本人認めた上で取引は有効であり、顧客が仮に損害被って責任負わないとする。 これらの約款根拠に、銀行側に落ち度がない限り免責される、すなわち、預金者が損害被ったことについては関知しない主張するのが、銀行主たる対応であった。 なお、預金者保護法制定以前キャッシュカードに関する約款には「カード磁気帯に記録されている磁気情報をもってATM挿入されたのが銀行発行したカードであると認め、かつ正し暗証番号入力され場合払戻しは有効であり、これに伴い損害生じて責任取らない」という内容免責条項定められていることが大半であったが、預金者保護法8条の強行規定により、この条項無効となっている。

※この「約款の適用」の解説は、「過誤払い」の解説の一部です。
「約款の適用」を含む「過誤払い」の記事については、「過誤払い」の概要を参照ください。

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