米キューバ元首の握手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 06:38 UTC 版)
「ネルソン・マンデラの死」の記事における「米キューバ元首の握手」の解説
詳細は「キューバの雪解け」を参照 アメリカ合衆国大統領バラク・オバマは追悼演説を行う直前、長年対立関係にあるキューバ国家評議会議長ラウル・カストロと握手を交わし、世界の注目を集めた。アメリカ・キューバの元首が握手を交わすのは、2000年に国際連合ミレニアム・サミット(英語版)でビル・クリントンとフィデル・カストロが握手を交わして以来13年振りのことである。 2人の握手はアメリカでは共和党からの批判を受け、キューバ出身で反カストロ派のイリアナ・ロス・レイティネンは、「握手は単なる握手に過ぎません。しかし、自由主義世界の指導者がラウル・カストロのような独裁者の血塗れの手を握ることは、独裁者のプロパガンダに利用されるだけです」と批判し、ジョン・マケインはミュンヘン会談におけるネヴィル・チェンバレンとアドルフ・ヒトラーの握手と比較して、「握手はラウル・カストロの残忍な独裁体制を継続するためのプロパガンダとなる」と批判した。アメリカ政府は「握手は予定外の行動」と発表したが、キューバ政府は2人の握手を歓迎する声明を発表した。また、2人の握手について、ラウルの兄フィデルも「友好的ながらも毅然とした態度だった」と評価している。
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