第58回世界卓球選手権個人戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/30 09:55 UTC 版)

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大会概要 | ||||
英語 | 2025 World Table Tennis Championships | |||
別名 | 2025年世界卓球選手権 | |||
開催期間 | 2025年5月17日 - 5月25日 | |||
主催 | 国際卓球連盟(ITTF) | |||
スポンサー | Ganten[1] | |||
開催国 | ![]() |
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開催都市 | ルサイル ドーハ |
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会場 | ルサイル・スポーツ・アリーナ カタール大学[1] |
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使用球 | バタフライ スリースターボールR40+[2] | |||
使用台 | 上海紅双喜 | |||
優勝 | ||||
男子シングルス | ![]() |
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女子シングルス | ![]() |
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男子ダブルス | ![]() ![]() |
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女子ダブルス | ![]() ![]() |
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混合ダブルス | ![]() ![]() |
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世界卓球選手権 | ||||
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第58回世界卓球選手権個人戦(だい58かいせかいたっきゅうせんしゅけんこじんせん、英: 2025 World Table Tennis Championships)は、2025年5月17日から5月25日までカタールのルサイルおよびドーハで開催した世界卓球選手権である[3]。
概要
2025年世界卓球選手権個人戦は、2025年5月17日から25日まで、主会場であるルサイルのルサイル・スポーツ・アリーナと、前半4日間のみの会場となるドーハのカタール大学で開催した[1]。
開催地選定については、2022年12月6日に行われた国際卓球連盟年次総会において決定した。最終候補にはドーハの他にアリカンテ(スペイン)が残り、投票により決定した。ドーハでの世界卓球開催は2004年の団体戦以来となる[4]。
日本選手では、男子ダブルスで戸上隼輔・篠塚大登組が日本勢として64年ぶりに金メダルを獲得した[5]。
大会日程
日付はアラビア標準時(UTC+3)。日本との時差は-6時間。
本戦 | |
決勝 |
種目 | 5月17日 (土) |
18日 (日) |
19日 (月) |
20日 (火) |
21日 (水) |
22日 (木) |
23日 (金) |
24日 (土) |
25日 (日) |
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男子シングルス | R1 | R2 | R2/R3 | R3 | R4 | QF | SF | F | |
女子シングルス | R1 | R2 | R2/R3 | R3 | R4 | QF | SF | F | |
男子ダブルス | R1 | R2 | R3 | QF | SF | F | |||
女子ダブルス | R1 | R2 | R3 | QF | SF | F | |||
混合ダブルス | R1 | R2 | R3 | QF | SF | F |
- 出典 : 国際卓球連盟[1]
メダル獲得者
メダリスト
種目 | 金 | 銀 | 銅 |
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男子シングルス | ![]() |
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女子シングルス | ![]() |
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男子ダブルス | ![]() ![]() |
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女子ダブルス | ![]() ![]() |
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混合ダブルス | ![]() ![]() |
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メダルテーブル
順位 | 国/地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
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1 | ![]() |
4 | 1 | 2 | 7 |
2 | ![]() |
1 | 1 | 2 | 4 |
3 | ![]() |
0 | 1 | 0 | 1 |
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0 | 1 | 0 | 1 | |
5 | ![]() |
0 | 0.5 | 0 | 0.5 |
![]() |
0 | 0.5 | 0 | 0.5 | |
7 | ![]() |
0 | 0 | 2 | 2 |
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0 | 0 | 2 | 2 | |
9 | ![]() |
0 | 0 | 1 | 1 |
![]() |
0 | 0 | 1 | 1 | |
計 (国/地域数: 10) | 5 | 5 | 10 | 20 |
日本代表
男子は張本智和(4位)、松島輝空(19位)、篠塚大登(29位)、戸上隼輔(31位)、吉村真晴(74位)、松平賢二(445位)。
女子は張本美和(6位)、早田ひな(7位)、大藤沙月(8位)、伊藤美誠(9位)、平野美宇(20位)、木原美悠(24位)、横井咲桜(30位)。
()内は2025年5月13日時点のシングルス世界ランキング[6][7]。
種目別代表
- 男子シングルス(5名)張本智和、篠塚大登、戸上隼輔、吉村真晴、松平賢二
- 女子シングルス(5名)伊藤美誠、張本美和、平野美宇、大藤沙月、早田ひな
- 男子ダブルス(2組)戸上隼輔/篠塚大登、張本智和/松島輝空
- 女子ダブルス(2組)大藤沙月/横井咲桜、張本美和/木原美悠
- 混合ダブルス(2組)吉村真晴/大藤沙月、松島輝空/張本美和
男子シングルス
- 戸上隼輔 - 準々決勝敗退
- 張本智和 - 3回戦敗退
- 吉村真晴 - 3回戦敗退
- 篠塚大登 - 2回戦敗退
- 松平賢二 - 2回戦敗退
女子シングルス
- 伊藤美誠 - 銅メダル
- 張本美和 - 準々決勝敗退
- 早田ひな - 準々決勝敗退
- 大藤沙月 - 準々決勝敗退
- 平野美宇 - 2回戦敗退
男子ダブルス
- 戸上隼輔/篠塚大登 - 金メダル
- 張本智和/松島輝空 - 3回戦敗退
女子ダブルス
- 張本美和/木原美悠 - 銅メダル
- 大藤沙月/横井咲桜 - 準々決勝敗退
混合ダブルス
- 吉村真晴/大藤沙月 - 銀メダル
- 松島輝空/張本美和 - 準々決勝敗退
- 以上出典 : 日本卓球協会[8]
選考基準
最大出場枠数は、シングルスは各国5名、ダブルスは各国2組となっており、日本代表は以下の基準で決定する[9]。
- 2024年アジア卓球選手権(2024年10月7日から13日、アスタナ)で出場枠を獲得した選手 - シングルスは男子5枠、女子4枠獲得。ダブルスは各2枠獲得[10]。
女子シングルスの残り1枠について、世界ランキング推薦枠を得た(早田ひながWR5位で枠獲得)ため、
- 2025年全日本卓球選手権大会シングルス優勝者 - 早田ひなが該当。
- 最終エントリー日14日前が含まれる週のシングルス世界ランキング日本人選⼿上位
の順で決定した。
日本での放送
テレビ東京をキーステーションにTXN系列局とBSテレビ東京(BSテレ東)で放送された[11]。今大会も応援サポーターとして日向坂46と佐々木久美が就任[12]。なお、今大会は現地レポートについては佐々木久美のみ担当[13]。それ以外の日向坂46メンバーは「世界卓球遺産」の番組出演などにとどめている。前大会まで放送していた「日向坂卓球No.1選手権」などの企画は今回は行われていない。
大会本番は、ゴールデンタイムの時間帯に地上波「テレビ東京」が放送。ただし、地上波「テレビ東京」の番組編成上の兼ね合い[注 1]で、夕方や深夜の時間帯については衛星波「BSテレ東」とネット配信「U-NEXT」でも行う[14]。通常の放送枠で放送しているが、試合中継延長などで以下の通りに変更等が発生した[注 2]。
大会2日目「5月18日」[注 3]は地上波「テレビ東京」は放送時間を30分延長。それ以降の編成を時間を繰り下げて放送[注 4]。
大会5日目「5月21日」[注 5]は地上波「テレビ東京」は放送時間を90分延長。それ以降の編成を時間を繰り下げて放送[注 6]。
番組出演者
- メインキャスター:福澤朗
- 応援サポーター:日向坂46
- 応援サポーター 兼 現地リポーター:佐々木久美[注 7]
- 世界卓球2025アンバサダー(中継解説も担当):水谷隼
- 中継解説:平野早矢香
- 現地リポーター:松澤亜海(テレビ東京アナウンサー)
脚注
注釈
- ^ 5月17日の場合は、「出没!アド街ック天国」のレギュラー番組。5月18日は22時以降「有吉ぃぃeeeee!」や「乃木坂工事中」などの坂道冠番組があるため。
- ^ 大会1日目・大会3日目は放送枠に埋まったため。放送時間の延長等は無し。
- ^ 本来は18時30分~20時50分で放送。
- ^ 次番組の21時台の『家、ついて行ってイイですか?』以降
- ^ 本来は18時25分~21時00分で放送
- ^ 21時台の『何を隠そう...ソレが!』と22時台の『WBS』は90分繰り下げて放送。それに伴い、23時台の『あちこちオードリー』は放送休止。24時台以降の編成を40分繰り下げて放送。
- ^ 日向坂46の元メンバーで、前キャプテン。同局のスポーツニュース番組『スポーツ リアライブ〜SPORTS Real&Live〜』土曜メインMC。
出典
- ^ a b c d “Event Information”. ITTF World Table Tennis Championships Finals Doha 2025. 国際卓球連盟. 2025年4月3日閲覧。
- ^ “世界卓球2024~2026の3大会において公式ボールスポンサー就任決定”. タマス (2024年1月30日). 2025年4月14日閲覧。
- ^ “卓球WTTシリーズ2025年の日程発表! 8月には日本初開催のWTTチャンピオンズも”. olympics.com. 国際オリンピック委員会 (2024年11月12日). 2025年1月2日閲覧。
- ^ “世界卓球2024 釜山での開催が決定”. 卓球レポート. タマス (2022年12月7日). 2025年1月2日閲覧。
- ^ “【世界卓球】男子ダブルスで日本勢64年ぶり金メダル 戸上隼輔、篠塚大登組が快挙 戸上「64年ぶりの世界一、本当に嬉しい」 伏兵の台湾ペアを3-2撃破”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2025年5月25日) 2025年5月25日閲覧。
- ^ “Men's Singles 2025 Week #20 - May 13th”. ITTF. 国際卓球連盟 (2025年5月13日). 2025年5月17日閲覧。
- ^ “Women's Singles 2025 Week #20 - May 13th”. ITTF. 国際卓球連盟 (2025年5月13日). 2025年5月17日閲覧。
- ^ “2025 ITTF 世界卓球選手権大会ファイナルズ ドーハ(カタール)”. 日本卓球協会 (2025年5月24日). 2025年5月24日閲覧。
- ^ “2024年アジア卓球選手権アスタナ大会兼2025年世界卓球選手権 ドーハ大会(個人戦)アジア大陸予選会男女日本代表選手選考基準および2025年 世界卓球選⼿権ドーハ⼤会(個⼈戦)男女日本代表選手選考基準” (PDF). 日本卓球協会 (2024年8月21日). 2025年1月2日閲覧。
- ^ “Results”. 27th ITTF-Asian Table Tennis Championships 20. 国際卓球連盟 (2024年10月13日). 2025年1月2日閲覧。
- ^ “世界卓球2025個人戦”. テレビ東京. 2025年4月19日閲覧。
- ^ “日向坂46 14thシングル「Love yourself!」2025.5.21 wed Release!”. 日向坂46公式サイト. 2025年4月24日閲覧。
- ^ “#吉村真晴 選手の試合を コートサイドから見つめる #佐々木久美 さん🩷 \このあと5/17 22:30 #テレ東 / #世界卓球2025 🇶🇦 お見逃しなく🔥”. 2025年5月17日閲覧。
- ^ “放送情報|世界卓球2025:テレ東”. テレビ東京. 2025年5月17日閲覧。
外部リンク
- 国際卓球連盟(英語)
- ワールドテーブルテニス (英語)
- テレビ東京卓球NEWS - テレビ東京
- 第58回世界卓球選手権個人戦のページへのリンク