第5話 - 第7話 ジャーナリスト編
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「トレース 科捜研法医研究員の追想」の記事における「第5話 - 第7話 ジャーナリスト編」の解説
※単行本では第5話、第6話。 鬼塚雅春(おにづか まさはる) ジャーナリスト。業界では強引な取材方針で知られている。口癖は「法で裁けない悪を俺たち(ジャーナリスト)が裁く」。毎日のように取材に訪れ、通り魔事件の犯人の母を自殺させ、妹も自殺未遂に追い込んだほか、娘のありすに手を上げた鈴木を一方的に体罰教師と非難してニュースで取り上げ、鈴木夫妻を心中させる。さらに、鈴木がありすに手を上げた理由が彼女によるいじめであることを知ると、ありすを取材して退学に追いやるなど、周りの者を「ただの取材対象」としか考えていない。最後は壇に「法では裁けない悪人への裁き」と称して濃塩酸を強引に飲まされ、死亡する。 鬼塚ありす(おにづか ありす) 鬼塚の娘。私立ジュリエット女学院の生徒。父の職業を利用して鈴木を級友たちと共にいじめ、手を上げられると体罰教師として非難する。しかし、父の強引な取材によって鈴木夫妻が心中したため、周囲から人殺しのレッテルを貼られてしまう。その後は自らも取材され、いじめの事実が明るみに出て退学処分になった。 鈴木隆(すずき たかし) 私立ジュリエット女学院の数学教師。ありすたちによる酷いいじめに遭っており、耐えきれず彼女を突き飛ばした結果、体罰教師のレッテルを貼られ、世間から叩かれてしまう。その後、理事長からの謹慎処分に絶望し、自宅で妻・絵美子(えみこ)と共に心中してしまう。 柳周太郎(やなぎ しゅうたろう) 20歳の男性。ショッピングモールで刃物を振り回し、子供含めて12人を殺害した通り魔事件の犯人。逮捕後、柳家には鬼塚が毎日のように訪れ、その強引な取材に母親は自殺、妹も自殺未遂に追い込まれてしまった。
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