第35回有馬記念優勝後の人気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 18:10 UTC 版)
「オグリキャップ」の記事における「第35回有馬記念優勝後の人気」の解説
第35回有馬記念優勝後のオグリキャップは「日ごろ競馬とは縁がないアイドルタレントたちも、その走りを賛美するコメントをテレビ番組で口にし」「競馬に興味を持たない主婦たちでさえその名を知る」存在となった。当時の状況について競馬評論家の石川ワタルは、「あの頃が日本の競馬全盛時代だったのではないか。今後二度と訪れることのないような至福の競馬黄金時代だったのではないか」と回顧している。 一方で須田鷹雄は、優勝後の騒ぎが「オグリキャップの起こした奇跡を台なしに」してしまい、「それから後に残ったのは、虚像としてのオグリキャップだけではないか」としている。また山河拓也は「『オグリ=最後の有馬記念』みたいな語り方をされると、ちょっと待ってくれと言いたくなる」と述べている。武豊は1998年に受けたインタビューにおいて、同レースが「奇蹟」などと言われていることについて、「こんな言い方は失礼かもしれないけど、オグリよりも、あの時(翌1991年の有馬記念)のダイユウサクの脚のほうが『奇蹟』でしょう」と述べている。 第35回有馬記念はNHKとフジテレビが生放送を行ったが、ビデオリサーチの発表によると視聴率はそれぞれ11.7%と9.6%だった。前年の有馬記念はNHKが16.2%、フジテレビが10.4%を記録していたが、2局合わせた番組占拠率は50.3%を記録した。
※この「第35回有馬記念優勝後の人気」の解説は、「オグリキャップ」の解説の一部です。
「第35回有馬記念優勝後の人気」を含む「オグリキャップ」の記事については、「オグリキャップ」の概要を参照ください。
- 第35回有馬記念優勝後の人気のページへのリンク