第2楽章「祭り」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 16:18 UTC 版)
「野人 (交響組曲)」の記事における「第2楽章「祭り」」の解説
村人達は死者に対して、敬意と感謝をもって厳かに祈りを捧げる。 打楽器、ハープ、弦楽器のみで演奏される。やや抽象的な旋律が使われる静謐な楽章(Andante con tristezza)。作曲家自身の証言によれば、「幼い日に母の教え給いし歌」の旋律を主題としている。中間部での盛り上がりのあと、鞨鼓に似たリズムをスネアドラムが刻み、神秘的な弦のフラジオレットを背景に静かに終わる。戦時中は時局的な表題として「犠牲者への祈り」と改題されていた。
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