第2楽章「波の戯れ」
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「海 (ドビュッシー)」の記事における「第2楽章「波の戯れ」」の解説
一種のスケルツォ楽章である。8小節の短い導入に続き、全音音階的な主要主題がコーラングレによって提示される。第2楽章ではこの主題を中心として、第36小節目からのトリルを伴った弦楽器による主題、第62小節目からの主題(第50小節目からのホルンによって奏される経過句から派生したもの)、第123小節目に登場するトランペットの動機が、それぞれ独自に変容しながら複雑に組み合わされる。こうしたこの楽章の性格を、作曲家・指揮者のピエール・ブーレーズは「絶えず一新される形式」と呼んだ。
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