第2楽章「ブルース」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/11 09:40 UTC 版)
「ヴァイオリンソナタ (ラヴェル)」の記事における「第2楽章「ブルース」」の解説
モデラート、変イ長調。冒頭のヴァイオリンのピチカートはバンジョーやギターを模しており、拍節をずらすようにアクセントが不規則に付けられている。7小節目からはピアノが入ってくるが、ヴァイオリンがト長調の主和音を弾いているのに対しピアノは変イ長調である(譜例)。 間もなくヴァイオリンが旋律を奏でる(譜例)。ブルーノートやシンコペーションが使われ、サクソフォーンのポルタメント奏法を模している。ジュルダン=モランジュは、この楽章でのヴァイオリニストは「あらん限りの官能美を出しつくしてチガーヌ風に弾いてよい」と述べている。
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