第157独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 第157独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍)の意味・解説 

第157独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/11 21:59 UTC 版)

第157独立機械化旅団
157 окрема механізована бригада
創設 2024年5月
所属政体  ウクライナ
所属組織 ウクライナ陸軍
編制単位 旅団
兵科 機械化歩兵
兵種/任務 機甲戦
人員 2,000名[1]
通称号/略称 A5006
上級単位 陸軍司令部
戦歴 ロシアのウクライナ侵攻
指揮官 ペトロ・チュブ大佐
テンプレートを表示

第157独立機械化旅団(だい157どくりつきかいかりょだん、ウクライナ語: 157 окрема механізована бригада)は、ウクライナ陸軍旅団。ウクライナ陸軍司令部隷下。

概要

ロシアのウクライナ侵攻

2024年5月、ロシアのウクライナ侵攻の影響に伴い、経験豊富な将校と動員兵を基幹に第157独立歩兵旅団として創設された[1][2]。旅団番号150番台の部隊は多くが新兵でアメリカ合衆国の軍事支援停止時期とも重なったため、編成完結までに半年以上の期間を要した[3]

東部・ポクロウシク戦線

2024年9月、激戦地の東部ドネツィク州ポクロウシク地区に配備され、友軍の救援でクラホベ方面に展開したが、ポクロウシク戦線の手当てで新兵訓練修了後すぐに実戦配備されたため、初陣で大きな損害を受けた。編成上は新兵の手本となる実戦経験のある1個中隊程度が必要だったが、全員が新兵で手本となる兵士がおらず士気の低下もあり、部隊として破滅の兆候が見られたため、東部管区司令官の判断で当面は大隊、中隊単位で抽出され、隷下部隊は補充兵として他部隊に配属された[4]

2024年10月、機械化に伴い、第157独立機械化旅団に改編された[5]

編制

  • 旅団司令部
  • 第1機械化大隊
  • 第2機械化大隊
  • 第3機械化大隊
  • 戦車大隊
  • 旅団砲兵群
    • 本部中隊
    • 第1自走砲大隊
    • 第2自走砲大隊
    • ロケット砲大隊
    • 対戦車砲大隊
  • 防空大隊
  • 工兵大隊
  • 整備大隊
  • 兵站大隊
  • 偵察中隊
  • 電子戦中隊
  • 通信中隊
  • レーダー中隊
  • NBC防護中隊
  • 衛生中隊
  • 無人システム大隊

脚注

出典

  1. ^ a b ウクライナ、機械化旅団を5個新設も装甲が薄い古い戦闘車両が配備される可能性”. フォーブス・ジャパン (2023年12月12日). 2025年6月12日閲覧。
  2. ^ The army forms additional infantry brigades” (英語). Military Land (2024年5月19日). 2025年6月12日閲覧。
  3. ^ ウクライナ軍が新たな機械化旅団を編成中 新兵は国外在住者、訓練も外国で”. フォーブス・ジャパン (2024年8月28日). 2025年6月12日閲覧。
  4. ^ 157th Mechanized Brigade bleeds near Pokrovsk” (英語). Military Land (2025年1月25日). 2025年6月12日閲覧。
  5. ^ 157th Infantry Brigade is mechanized” (英語). Military Land (2024年10月22日). 2025年6月12日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  第157独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第157独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍)」の関連用語

第157独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第157独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第157独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS