第27独立旅団 (ウクライナ国家親衛隊)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/16 01:32 UTC 版)
| 第27独立旅団 | |
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| 創設 | 2006年3月1日 |
| 所属政体 | |
| 所属組織 | |
| 編制単位 | 旅団 |
| 兵科 | 国家憲兵 |
| 兵種/任務 | 治安部隊 |
| 所在地 | キーウ |
| 通称号/略称 | 3066 |
| 愛称 | ペチェールシク |
| 上級単位 | 北部作戦地域司令部 |
| 戦歴 | ドンバス戦争 ロシアのウクライナ侵攻 |
| 指揮官 | ドミトロ・ツィンバル大佐 |
第27独立旅団(だい27どくりつりょだん、ウクライナ語: 27-ма окрема бригада)は、ウクライナ国家親衛隊の旅団。北部作戦地域司令部隷下。
歴史
ウクライナ国内軍
2006年3月1日、ウクライナ国内軍第48連隊としてキーウで創設された[1]。
2009年、部隊増強に伴い、第27独立旅団に改編された[1]。
ドンバス戦争
2014年3月、ウクライナ国内軍の廃止で創設されたウクライナ国家親衛隊に編入した。
2014年4月、第1予備役大隊、第2予備役大隊が新編された[1]。
2014年5月からドンバス戦争で最前線の東部ドネツィク州、ルハーンシク州に配備され、以降もローテーションで定期的に前線に展開した[1]。
2014年7月、第1予備役大隊を基盤にクルチツキー大隊が新編された。
2019年12月、第3大隊が第22独立大隊に改編された。
2020年3月25日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領より、名誉称号「ペチェールシク」を授与された[2]。
ロシアのウクライナ侵攻
北部・キーウ戦線
2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻で北部キーウ州に配備され、4月にロシア軍はキーウ方面から撤退した[3]。
東部・北ドネツク戦線
2022年4月、東部ドネツィク州に再配置され、友軍の救援でスヴャトヒルシクを防御したが、6月に陥落した。9月にクルチツキー大隊が第81独立空中機動旅団と共にクラマトルスク方面で攻勢を開始し、スヴャトヒルシク、リマンを解放した[4][5]。以降は東部ルハーンシク州に再配置された[6]。
2023年6月、クルチツキー大隊が第1特務旅団に転属した[7]。
2025年5月、クルチツキー大隊が第1特務旅団から再転属された[8]。
編制
旅団司令部(キーウ)
第1小銃大隊
第2小銃大隊
第3小銃大隊
第4小銃大隊
第5小銃大隊
第6小銃大隊
第7小銃大隊
クルチツキー大隊
偵察中隊
狙撃中隊
脚注
出典
- ^ a b c d Почесні найменування присвоєно 27 бригаді та 9 полку НГУ ミリタルヌイ
- ^ УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №109/2020 ウクライナ大統領府
- ^ Семеро військових з Полтавщини загинули у боях за Україну ポルタヴァ市公式サイト
- ^ Святогірськ повертається. Як батальйон Кульчицького обороняв Святі Гори на Донеччині, а нині пішов у контрнаступ ウクラインシカ・プラウダ
- ^ DeepState UA X
- ^ Маємо забезпечити повний захист українського неба й будемо робити все для цього – звернення Президента Володимира Зеленського ウクライナ大統領府
- ^ Батальйон імені Кульчицького увійшов до бригади «Буревій» ミリタルヌイ
- ^ “The reorganization of Kulchitskyi Battalion” (英語). Military Land (2025年5月20日). 2025年6月27日閲覧。
外部リンク
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