第13独立自動車化歩兵大隊 (ウクライナ陸軍)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/28 07:46 UTC 版)
第13独立自動車化歩兵大隊 | |
---|---|
![]() | |
創設 | 2014年4月23日 |
所属政体 |
![]() |
所属組織 |
![]() |
部隊編制単位 | 大隊 |
兵科 | 自動車化歩兵 |
兵種/任務 | 陸戦 |
人員 | 423人[1] |
所在地 | スームィ州ヴォロネジ |
愛称 | チェルニーヒウ-1 |
上級単位 | 第58独立自動車化歩兵旅団 |
戦歴 |
ドンバス戦争 ロシアのウクライナ侵攻 |
指揮官 | マキシム・キリチュク少佐 † |
第13独立自動車化歩兵大隊(だい13どくりつじどうしゃかほへいだいたい、ウクライナ語: 13-й окремий мотопіхотний батальйон)は、ウクライナ陸軍の大隊。第58独立自動車化歩兵旅団隷下。
概要
ドンバス戦争
ウクライナ領土防衛大隊
2014年4月23日、ドンバス戦争の影響に伴い、ウクライナ領土防衛大隊の第13チェルニーヒウ-1領土防衛大隊としてチェルニーヒウ州で創設された[2]。
2014年5月、ドンバス戦争に投入され、東部ルハーンシク州に配備された。
ウクライナ陸軍
2014年11月、ウクライナ陸軍に編入し、第1独立親衛戦車旅団隷下に配属され、第13独立自動車化歩兵大隊に改編された[1]。
2015年2月17日、新編された第58独立自動車化歩兵旅団隷下に転属した。
ロシアのウクライナ侵攻
北部・スームィ戦線
2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻では、ロシアと国境を接する北部スームィ州ショストカ地区に配備され、第2親衛諸兵科連合軍の攻勢を撃退した[3]。
北部・チェルニーヒウ戦線
2022年3月、北部チェルニーヒウ州チェルニーヒウ地区に再配置され、第1独立戦車旅団の救援でチェルニーヒウ包囲と首都キーウ進軍を狙う第2親衛諸兵科連合軍、第41諸兵科連合軍、第90親衛戦車師団の攻勢を撃退し、4月上旬にロシア軍はウクライナ北部から撤退した[4][5]。
東部・バフムート戦線
2022年5月、東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、マキシム・キリチュク大隊長が戦死した[6]。12月に第57独立自動車化歩兵旅団と交代で後方に移動した[7][8]。
東部・アウディーイウカ戦線
2023年11月、激戦地の東部ドネツィク州ポクロウシク地区に再配置され、アウディーイウカを防御したが2024年2月に陥落した[9]。
編制
- 大隊本部(ヴォロネジ)
- 第1自動車化歩兵中隊
- 第2自動車化歩兵中隊
- 第3自動車化歩兵中隊
- 火力支援中隊
- 迫撃砲中隊
- 偵察小隊
- 工兵小隊
- 整備小隊
- 補給小隊
- 通信小隊
- 衛生小隊
出典
- ^ a b Окремі мотопіхотні батальйони (раніше батальйони територіальної оборони) Ukrainian Military Pages
- ^ チェルニーヒウ地域で郷土防衛大隊が作られています ウクライナ国立ニュース
- ^ Загинув під знаком Червоного Хреста в перший день війни… 陸軍通信
- ^ Командувач ОК "Північ" Віктор Ніколюк: У російського командування працює принцип Жукова "бабы еще нарожают" Джерело: https://censor.net/ua/r3373780 センサー・ネット
- ^ キエフ東部戦線での機雷戦 フランス通信社
- ^ Загинув командир мотопіхотного батальйону Максим Киричук ショスカ・オンライン
- ^ Rhythm of War: A Thunderous Blast, and Then a Coffee Break ニューヨーク・タイムズ
- ^ ウクライナ軍増援部隊がドンバスへ向かう ミリタリー・ランド
- ^ Recap Deployment Map changes – Week 44 ミリタリー・ランド
外部リンク
- 第13独立自動車化歩兵大隊_(ウクライナ陸軍)のページへのリンク