第117独立領土防衛旅団 (ウクライナ領土防衛隊)とは? わかりやすく解説

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第117独立領土防衛旅団 (ウクライナ領土防衛隊)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 15:42 UTC 版)

第117独立領土防衛旅団
創設 2018年4月13日
所属政体  ウクライナ
所属組織 ウクライナ領土防衛隊
部隊編制単位 旅団
兵科 軽歩兵
兵種/任務 郷土防衛隊
人員 2,000人[1]
所在地 スームィ州スームィ
通称号/略称 A7045
上級単位 北部作戦管区
戦歴 ロシアのウクライナ侵攻
指揮官 マクシム・アクサミトウスキ大佐
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第117独立領土防衛旅団(だい117どくりつりょうどぼうえいりょだん、ウクライナ語: 117-та окрема бригада територіальної оборони)は、ウクライナ領土防衛隊旅団北部作戦管区隷下。

概要

ドンバス戦争

スームィ・コサック連隊旗

2018年4月13日、ドンバス戦争の影響に伴い、ウクライナ領土防衛隊の動員が開始され、スームィ州で創設された[2]

ロシアのウクライナ侵攻

北部・スームィ戦線

2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻ロシアと国境を接する北部スームィ州に配備され、パルチザンと共にウクライナ軍不在のスームィ市で41日間戦線を維持し、4月にロシア軍を撃退した[3]。第154大隊は第91独立作戦支援連隊と共にアフトゥイルカ市を防御し、救援が到着するまで戦線を維持した[4]

東部・スヴァトヴェ-クレミンナ戦線

2023年10月、第150大隊が東部ルハーンシク州スヴァトヴェ地区に再配置され、クプヤンシク方面を防御した[5]

2024年4月、第155大隊が東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に再配置され、第63独立機械化旅団隷下の第107独立機械化大隊と共にクレミンナ西のリマン方面を防御したが、9月に1日数時間の砲撃と50機のドローン攻撃を受けるなど戦況が悪化し、団員が7人まで減少する損害を受けて部隊が壊滅した[6]

東部・ポクロウシク戦線

2024年7月、激戦地の東部ドネツィク州ポクロウシク地区に再配置され、第153大隊がアウディーイウカ北のオチェレティネ方面に展開した[7]。9月にマリンカ西のクラホベ方面を防御していたが、包囲の危機に直面して撤退した[8]

東部・バフムート戦線

2025年2月、第150大隊が激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、友軍の救援でバフムート南のトレツク方面に展開した[9]

ロシア・クルスク戦線

2025年3月、第154大隊がロシアクルスク州に再配置され、クルスク方面に展開した[10]

編制

  • 旅団司令部(スームィ
  • 第150独立領土防衛大隊(スームィ)
  • 第151独立領土防衛大隊(コノトプ
  • 第152独立領土防衛大隊(ロムヌィ
  • 第153独立領土防衛大隊(ショストカ)
  • 第154独立領土防衛大隊(アフトゥイルカ
  • 第155独立領土防衛大隊(ステパニウカ)
  • 火力支援中隊
  • 迫撃砲中隊
  • 対破壊工作中隊
  • 戦闘・後方支援隊
  • 衛生隊

出典

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