第1級の聖遺物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 12:09 UTC 版)
キリストの生涯の出来事(かいばおけ、十字架など)または聖人の遺物(骨、髪、頭蓋骨、四肢など)に直接関連する遺物。伝統的に、殉教者の遺物は、多くの場合、他の聖人の遺物よりも重んじられている。その聖人の生涯にとって重要な部分は、より価値のある聖遺物である。例えば、ハンガリーの聖イシュトヴァーン1世の右腕は、支配者としての地位のために特に重要である。有名な神学者の頭は、その人物の最も重要な聖遺物といえるであろう。(聖トマス・アクィナスの頭は、彼が死んだフォッサノヴァのシトー会修道院の修道士によって切り離された)聖人が多くの旅をした場合、足の骨が賞賛されるかもしれない。カトリックの教義では、聖遺物が典礼で使用される場合、聖遺物を小さな部分に分割することを禁止している。(すなわち祭壇のように。教会と祭壇の奉献の儀式に記載されているルーブリックを参照)
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