第1章:レクイエム・エテルナム(永遠の安息)
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「戦争レクイエム」の記事における「第1章:レクイエム・エテルナム(永遠の安息)」の解説
英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。オーウェン「戦死の宿命にある若者たちへの聖歌(Anthem for Doomed Youth)」 嬰ヘ音とハ音の増四度(または転回した減五度)の不安定な響きと、弔いの鐘の音が特徴的であり、ラテン語の「永遠の安息」という歌詞とは裏腹に不安を掻き立てる音楽になっている。途中からテノール独唱がオーウェンの詩「戦死の宿命にある若者たちへの聖歌(Anthem for Doomed Youth)」を歌うが、「家畜のように死んでゆく若者たちに 何の鐘があろうか。ただ 恐ろしい大砲の怒りのさく烈があるだけだ。」に始まる歌詞は、典礼文への抗議の言葉となっている。最後は嬰ヘ音とハ音の鐘が鳴り、ラテン語の「主よ、憐れみたまえ。」による短い結尾部分となり、最後はヘ長調の主和音で閉じられる。なお、この結尾の音楽は歌詞を変えて第2章と第6章の最後にも付けられる。
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