第1巻「妹と開かずの間」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 17:19 UTC 版)
「エロマンガ先生」の記事における「第1巻「妹と開かずの間」」の解説
高校生であると同時に、「和泉マサムネ」のペンネームで活動するライトノベル作家でもある和泉正宗には、年齢的には中学生で、義理の妹になる和泉紗霧がいた。1年前の親の再婚によって兄妹となった2人だが、その後に起こった出来事が原因で、妹は学校にも通わず部屋に閉じこもる引きこもりとなっていた。だが正宗はある日、自分のライトノベルの挿絵を担当しているイラストレーター「エロマンガ先生」と紗霧が同一人物であることに気がつく。 後日、別レーベルで活動している売れっ子ラノベ作家の少女山田エルフが、偶然和泉家の家に引っ越してくる。エルフは、エロマンガ先生に自分の次回作のイラストレーターをやってもらいたいと考えていたが、正宗とエルフは話の流れで、ふたりのうちどちらの次回作が面白いかエロマンガ先生に判断してもらい、勝った側のイラストをエロマンガ先生に描いてもらうという賭けをする。また正宗は紗霧を見て、次回作で妹をヒロインにすると決断する。 そして正宗とエルフは、エロマンガ先生に見せる前に互いの原稿を読むが、その時点でエルフは自分の負けを認め、正宗の妹がエロマンガ先生であることに気がついた。この原稿を小説を読ませるべく、紗霧の部屋に乗り込む。実は紗霧は「お隣さん」をイラストレーターだと勘違いして、正宗の次回作のイラストを担当するのではないかと恐れ、以前指摘されていた自分の絵の欠点を克服すべく特訓していたのだった。正宗の小説を読んだ紗霧は、凄く面白いけど恥ずかしいのでこのままでは他の人には読ませられないと語る。また「紗霧に対するラブレター」とエルフに指摘された原稿を読んだ紗霧は「私、好きな人がいるの」と告げる。 紗霧にフられたと思った正宗だが、彼は自分と紗霧で作ったラノベのアニメ版を、自分から部屋の外に出られるようになった紗霧と共に見るという夢を語り、それを聞いた紗霧は「二人の夢にしよう」と応える。
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