第二次世界大戦後期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/10 04:37 UTC 版)
1941年にドイツがソ連侵攻を始めて以降、連合国として味方同士となった英米とソ連は互いの勢力圏に暗黙の了解を与えた。両者の勢力圏の境界に基づいて連合国はドイツを追い詰め、その占領下にあった地域を解放していった。この戦時中に取り決められた勢力圏はまったく軍事的な取り決めによるもので、その地域が持つ周辺諸国との政治的・社会的・経済的背景は全く無視された。戦争が最終段階に入ってから、ソ連と西側諸国の間の亀裂が深まっていき、解放した地域とドイツそのものの命運も、その解放者によって左右されていくことになった。
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