第二次世界大戦での使用とは? わかりやすく解説

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第二次世界大戦での使用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 04:14 UTC 版)

秋の歌 (詩)」の記事における「第二次世界大戦での使用」の解説

1944年6月6日ノルマンディー上陸作戦の際、イギリス・特殊作戦執行部フランス各地レジスタンス工作命令を出すための暗号放送として、「秋の歌」の冒頭使われ英国放送協会BBC)のフランス語放送流された。 前半の「Les sanglots longs des violons de l'automne」と、後半の「blessent monur d'une langueur monotone.」の、それぞれに分けて前半近いうちに連合軍大規模な上陸作戦があることを、後半放送され瞬間から48時間以内上陸作戦が行われることを伝えるものとしていた。 「Les sanglots longs ...」は6月1日2日3日午後9時のニュースの中の「個人的なおたより」で流され、「blessent monur ...」は6月5日午後9時15分から数回わたって放送された。しかし、ドイツ側にもこの符牒傍受されており、同じ放送聴取していたドイツ軍フランス駐留部隊はこれを解読、軍内に警報した。フランス防衛担当する西方軍集団B軍集団、そしてパ・ド・カレー地方にいた第15軍警報伝えられたが、ノルマンディー地方にいた第7軍には警報伝えられなかった。連合軍諸条件から、ノルマンディー上陸作戦6月5日から7日いずれかに定めたが、その後気象観測により、この3日間は嵐のために上陸作戦難しいとの予測なされた連合軍にとっては幸運なことに、そしてドイツ軍にとっては不幸なことに6月6日一時的に天候安定するとの予測出されたことを受け、上陸作戦決行された。ドイツ軍5日から7日にかけて嵐であることは予測しており、上陸作戦遂行延期されるものと考えていたが、連合軍によって、グリーンランドにある欧州気象予測重要施設であったドイツ気象観測所襲撃されたことにより、6月6日天候安定するという情報得られず、それが結果として3日間は嵐が続くために上陸作戦が行われない思い込んでいたフランス駐留部隊第7軍への警告懈怠に繋がることとなった

※この「第二次世界大戦での使用」の解説は、「秋の歌 (詩)」の解説の一部です。
「第二次世界大戦での使用」を含む「秋の歌 (詩)」の記事については、「秋の歌 (詩)」の概要を参照ください。

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