第一高等学校 (旧制)の寮歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/01 21:30 UTC 版)
第一高等学校(旧制)の寮歌(だいいちこうとうがっこうのりょうか)では、旧制高等学校の寮歌のうち、約370曲の歌を有していた第一高等学校 (旧制)の寮歌その他について記述する。以下は寮歌の一覧から記事を分割した。
紀念祭歌
- 雪ふらばふれふらばふれ
- 我等はいかなる
- 思へば遠し神の御代(立て自治寮の健男児)
- 闇の中なるひとすぢの
- 春爛漫の花の色
- 明治34年(1901年)。第11回紀念祭西寮寮歌。矢野勘治 作詞、豊原雄太郎 作曲。
- アムール川の流血や
- 明治34年(1901年)。第11回紀念祭東寮寮歌。塩田環 作詞、永井建子作曲『小楠公』の譜。
- 嗚呼玉杯に花うけて
- 明治35年(1902年)。第12回紀念祭東寮寮歌。矢野勘治 作詞、楠正一 作曲。
- 混濁の波逆巻きて
- 明治35年(1902年)。第12回紀念祭西寮寮歌。大河平隆光 作詞、廣田守信 作曲。
- 緑もぞ濃き柏葉の
- 都の空に東風吹きて
- 平沙の北に吹雪して
- 比叡の山の石だたみ
- 明治38年(1905年)。第15回紀念祭京大寄贈歌。平野正朝 作詞。
- 太平洋のなみの穂に
- 波は逆巻き風あれて
- 明治39年(1906年)。第16回紀念祭北寮寮歌。石川鐵雄 作曲。
- 仇浪騒ぐ濁り世の
- 明治40年(1907年)。第17回紀念祭東寮寮歌。岸巌 作詞、内海磐夫 作曲。
- としはや已に十八と
- 明治41年(1908年)。第18回紀念祭東大寄贈歌。青木得三 作詞、鈴木充形 作曲。
- 紫淡くたそがるる
- 藝文の花咲きみだれ
- 明治43年(1910年)。第20回紀念祭東大寄贈歌。大貫雪之助 作詞。
- 光まばゆき春なれど
- 明治44年(1911年)。第21回紀念祭朶寮寮歌。柳澤健 作詞、飯田銀四郎 作曲。
- 黎明の靄淡らぎて
- 大正3年(1914年)。第24回紀念祭南寮寮歌。川上璉器 作詞。
- 若紫に夜は溶けて
- とこよのさかえに
- 大正6年(1917年)。第27回紀念祭東大寄贈歌。矢崎美盛 作詞、交響曲第9番 (ベートーヴェン)より。バルトの楽園でも扱われた日本初演より一年早いことから(また、この初演に日本人は招かれていない)、純粋に楽譜またはSPレコードから拾った可能性がある。
大正8年(1919年)以降、各寮より紀年祭歌を募集することを止め、全寮から二曲程度の募集に変更になった。
- 彌生が丘に洩れ出づる
- 大正10年(1921年)。第31回紀念祭寮歌。渡邊諒作詞。 弘田龍太郎作曲。
- 新墾の此の丘の上
- 昭和12年(1937年)。第47回紀念祭寮歌。田中隆行 作詞、服部正夫 作曲。
- 運るもの星とはよびて
- 昭和17年(1943年)。第53回紀念祭寮歌。清水健二郎 作詞、大山哲雄 作曲。
- りょうりょうと
- 昭和22年(1947年)。第59回紀年祭寮歌。宮地裕 作詞、白鳥正夫 作曲。
その他
- 花は櫻木
- ウラルの彼方 風あれて
- 明治37年(1904年)。征露歌。青木得三 作詞、『アムール川の流血や』 の譜。
- 時乾坤のうつろひに
- 明治43年(1910年)。柔道部部歌。小林俊三 作詞、新居一郎 作曲。
- 春は春は
脚注
- ^ “春は春は、明治43年”. 2023年5月2日閲覧。 旧制第一高等学校寮歌解説
- ^ 旧制一高明治43年「春は春は」 - YouTube 向陵駒場寮歌(2021年3月9日)、2023年5月2日閲覧。
- ^ “端艇部応援歌《嗚呼向陵に》”. 2023年5月2日閲覧。 旧制第一高等学校ホームページ、寮歌集
- ^ 【寮歌・歌詞付き】「嗚呼向陵に」第一高等学校 - YouTube 先人アーカイブ(2022年9月16日)、2023年5月2日閲覧。
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