竹富島の星見石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 06:04 UTC 版)
立石状の珊瑚石灰岩でできた星見石で、中央やや下寄りに穴が開いている。かつては竹富島北部の與那国家の畑にあったが、1953年(昭和28年)に赤山丘を公園として整備した際に移設され、現在は公園内のなごみの塔の下にある。石の下の方に東西方向に穴が開けられており、日没後にその穴から群れ星が見える時期に播種を行ったとされる。 野尻抱影の『日本星名辞典』初版(1973年)では、探索を依頼した知人が川平の藪林で撮影したという星見石が写真付きで紹介されている。この星見石は長らく所在地が不明であったが、2008年(平成20年)になって、竹富島のこの星見石が同書で川平の星見石と写真で紹介されたものであることが判明した。同書が星見石の場所を誤っており川平には星見石はないのか、写真を取り違えただけで川平にも別の星見石が所在するのかは明らかでないとされたが、後に『日本星名辞典』でも再版以降はこの写真が竹富島にある星見石のものである旨が付記されていたことが判明し、単なる写真の取り違えではないことが明らかとなった。
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