稲穂 (札幌市)とは? わかりやすく解説

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稲穂 (札幌市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/09 04:40 UTC 版)

日本 > 北海道 > 札幌市 > 手稲区 > 稲穂 (札幌市)
稲穂

いなほ
稲穂
北緯43度7分42.3秒 東経141度13分20.4秒 / 北緯43.128417度 東経141.222333度 / 43.128417; 141.222333
日本
都道府県 北海道 石狩振興局
市町村 札幌市
行政区 手稲区
人口
2020年(令和2年)10月1日現在[1]
 • 合計 12,954人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
006-0031〜35
006-0039
市外局番 011[2]
ナンバープレート 札幌

稲穂(いなほ)は、北海道札幌市手稲区にある地区である。

北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線以南の地域で、北西から南東に国道5号札樽自動車道が走る。

市街化地域は稲穂1条から5条まで分けられており、南西の山岳部は手稲稲穂と呼ばれる。

歴史

1872年(明治5年)ころ、青森県南部地方から入植者たちが訪れた[3]。近隣の前田は泥炭湿地、また山口は砂丘と農耕不適地が多い中で、手稲山北部の丘陵から続く平坦な原野が広がるこの地域は、比較的開墾が可能であった[3]。そのため入植者たちは、1俵15銭の炭焼きで生活費を稼ぎつつ、泥田の開墾に力を注いだ[3]

1942年(昭和17年)の字名改正に際し、農耕に従事した先人の労苦をしのんで「稲穂」と命名された[4]。つまりは日本語由来の名称であり、北海道各地に散見される、アイヌ語の「イナウ」に由来する稲穂地区とは起源が異なる[4]

地域の発展は近隣と比較すると遅れがちで、長らく農地が広がっていたが、1970年代後半から急激に宅地化が進行し、一時は日本一の地価上昇率を記録したこともあった[3]

住所

町丁 郵便番号
稲穂1条1丁目~8丁目 006-0031
稲穂2条2丁目~8丁目 006-0032
稲穂3条1丁目~7丁目 006-0033
稲穂4条1丁目~7丁目 006-0034
稲穂5条2丁目~7丁目 006-0035
手稲稲穂(番地) 006-0039

交通

稲穂駅(2005年2月)
金山パーキングエリア(2009年4月)

鉄道

道路

ジェイ・アール北海道バスがバス路線(札樽線)を開設しており、稲穂3条に手稲営業所を設置している。

施設

脚注

  1. ^ 札幌市 (2020年11月13日). “人口統計”. 札幌市. 2020年12月12日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年3月30日閲覧。
  3. ^ a b c d 地名考 1977, p. 132.
  4. ^ a b 地名考 1977, p. 131.

参考文献

  • 『札幌地名考』北海道新聞社〈さっぽろ文庫1〉、1977年9月26日。 

関連項目

外部リンク


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