秘密の発覚、そして殺人へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 22:37 UTC 版)
「ジャン=クロード・ロマン」の記事における「秘密の発覚、そして殺人へ」の解説
嘘をつき続けて18年が経過したころ、ついに金が底をつき銀行からその旨を知らせる手紙が届く。ロマンは窮地に追い込まれた。夫の様子がおかしいことに気づいた妻フロランスは勤務先とされていたWHOに電話をしてみるが、ジャン=クロード・ロマンなる人物はWHOには現在にも過去にも所属していないことが判明する。 1993年1月9日、秘密を知られ、自暴自棄となったロマンはフロランスを撲殺し、続いてまだ幼かった娘キャロリーヌ(7歳)と息子アントワーヌ(5歳)の命を奪った。その後、両親の家に押し入って銃で父エメと母アンヌ=マリーを射殺し、さらに両親が飼っていた犬までも撃ち殺した。自宅に戻ったロマンは家に火を放ち、炎の中で自殺を遂げようとする。しかし付近の住民の通報によって消防隊が駆けつけ、全ての元凶たるロマン自身はただ一人、幸か不幸か救出され、一命を取り留める。 その後警察の捜査によってロマンの犯行が明らかになり、逮捕。1996年に開かれた裁判では最低収容期間22年(逮捕された1993年から2015年まで)の上での無期刑が宣告された。(フランスでは死刑が廃止されている。) 2019年4月25日、釈放。
※この「秘密の発覚、そして殺人へ」の解説は、「ジャン=クロード・ロマン」の解説の一部です。
「秘密の発覚、そして殺人へ」を含む「ジャン=クロード・ロマン」の記事については、「ジャン=クロード・ロマン」の概要を参照ください。
- 秘密の発覚、そして殺人へのページへのリンク