科学装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/18 20:37 UTC 版)
MAVENでは上層大気の研究に加え、上層大気と太陽活動の相互活用についても研究される。このため、火星の大気ガス、上層大気、太陽風、電離層などの特徴を測定する装置を積む。 コロラド大学ボルダー校、カリフォルニア大学バークレー校、ゴダード宇宙飛行センターなどが機体に乗せる装置類を製造している。装置類は以下のようになっている。 粒子・磁場観測装置(P&F) カリフォルニア大学バークレー校宇宙科学研究室が製造。 太陽風電子アナライザ (SWEA) - 太陽風と電離層の電子を測定する。 太陽風イオンアナライザ (SWIA) - 太陽風と磁気圏のイオン密度や速度を測定する。 低エネルギー・熱イオン測定装置 (STATIC) - 熱イオンから中程度エネルギーの放出されたイオンまでを測定する。 太陽光エネルギー粒子測定装置 (SEP) - 上層大気での太陽光エネルギー粒子の衝撃を測定する。 ラングミュラープローブ・波測定装置 (LPW) - 電離層の特性と脱出イオンと太陽極端紫外線の大気への入射による熱加熱を測定する。 磁力系 (MAG) - 惑星間の太陽風や電離磁場を測定する。 リモートセンシング(RS) コロラド大学宇宙大気物理研究室が製造。 イメージング紫外スペクトロメータ (IUVS) - 上層大気と電離層の全球的特長を測定する。 中性ガス・イオン質量スペクトロメータ(NGIMS) ゴダード宇宙センターが製造。 中性ガスとイオンの組成と同位体を測定する。
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