科学技術計算用途
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1961年、TOSBAC-3100がリリースされた。電通ではこれを使用して視聴率の計算を行った(週1回)。1964年、KT-パイロットで培われたマイクロプログラム方式を採用したTOSBAC-3400シリーズがリリースされた。豊富なアドレッシングモードを持ち(多重間接、多重インデックスなど)、セグメント方式でアドレス空間を拡張している。1965年、東京ガスに納入し、リアルタイム監視と各種技術計算に使用された。 TOSBAC-3100 (1961年) メモリは磁気ドラムメモリで5000ワード。BCD12桁+符号桁の固定長ワード。1桁は5ビット(4ビットデータ+1ビットパリティ)。固定/浮動小数点式。Bendix G-15 のような最適化を行うため、命令には次の命令のアドレスを指定するフィールドがある。インデックスレジスタ3本。次の命令のアドレスもインデックスレジスタで修飾できる。 TOSBAC-3400 (1964年) 2進24ビットワード。浮動小数点数は48ビット。セグメント方式でアクセス可能なメモリ空間は256Kワード(命令内のアドレス部は14ビットなので、本来のアドレス指定範囲は16Kワード)。
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