福間良明とは? わかりやすく解説

福間良明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/12 22:28 UTC 版)

福間 良明
人物情報
生誕 熊本県熊本市
国籍 日本
出身校 同志社大学文学部
同大学大学院文学研究科修士課程修了
京都大学大学院人間環境学研究科博士後期課程修了
学問
研究分野 社会学
研究機関 香川大学
立命館大学
京都大学
学位 博士(人間・環境学)(2003年・京都大学)
学会 日本マス・コミュニケーション学会
日本社会学会
関西社会学会など
脚注
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福間 良明(ふくま よしあき、1969年 - )は、日本の社会学者京都大学教育学研究科教授、専門は歴史社会学メディア史。

経歴

1969年熊本県熊本市生まれ。同志社大学文学部卒業後、同志社大学大学院文学研究科修士課程修了、2003年京都大学大学院人間環境学研究科博士後期課程を修了した。「「辺境」に映るナショナリティ 「日本」という空間の融解/再構築」で博士(人間・環境学)を取得する。

2004年香川大学経済学部講師、2005年助教授(2007年に准教授へと変更される)、2008年立命館大学産業社会学部准教授を経て、2013年同教授を務める。2025年4月京都大学大学院教育学研究科教授 [1]

受賞歴

  • 2007年、第1回内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞 - 『「反戦」のメディア史』に対して[2]
  • 2017年、サントリー学芸賞 - 『「働く青年」と教養の戦後史――「人生雑誌」と読者のゆくえ』に対して[3]

著書

単著

  • 『辺境に映る日本――ナショナリティの融解と再構築』(柏書房, 2003年)
  • 『「反戦」のメディア史――戦後日本における世論と輿論の拮抗』(世界思想社, 2006年)
  • 『殉国と反逆――「特攻」の語りの戦後史』(青弓社, 2007年)
  • 『「戦争体験」の戦後史――世代・教養・イデオロギー』(中央公論新社中公新書〉, 2009年)
  • 『焦土の記憶――沖縄・広島・長崎に映る戦後』(新曜社, 2011年)
  • 『二・二六事件の幻影――戦後大衆文化とファシズムへの欲望』(筑摩書房, 2013年)
  • 『「聖戦」の残像――知とメディアの歴史社会学』(人文書院, 2015年)
  • 『「戦跡」の戦後史――せめぎあう遺構とモニュメント』(岩波書店岩波現代全書〉, 2015年8月)
  • 『「働く青年」と教養の戦後史―「人生雑誌」と読者のゆくえ』(筑摩選書, 2017年)
  • 『「勤労青年」の教養文化史』(岩波新書, 2020年4月)
  • 『戦後日本、記憶の力学――「継承という断絶」と無難さの政治学』(作品社, 2020年7月)
  • 司馬遼太郎の時代――歴史と大衆教養主義』(中公新書, 2022年10月)
  • 西岡竹次郎の雄弁――苦学経験と「平等」の逆説』(創元社「近代日本メディア議員列伝」, 2024年7月)

編著

  • 蓑田胸喜全集(6)国防哲学』(柏書房, 2004年)

共編著

  • 吉村和真)『「はだしのゲン」がいた風景――マンガ・戦争・記憶』(梓出版社, 2006年)
  • 難波功士谷本奈穂)『博覧の世紀――消費/ナショナリティ/メディア』(梓出版社, 2009年)
  • 野上元)『戦争社会学ブックガイド――現代世界を読み解く132冊』(創元社, 2012年)
  • (野上元・石原俊)『戦争社会学の構想――制度・体験・メディア』(勉誠出版, 2013年)
  • (山口誠)『「知覧」の誕生――特攻の記憶はいかに創られてきたのか』(柏書房, 2015年)

訳書

  • ナンシー・スノー『情報戦争――9・11以降のアメリカにおけるプロパガンダ』(岩波書店, 2004年)

脚注

出典

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