禅法の実践
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 02:17 UTC 版)
夫欲學一切佛法。先持淨戒勤禪定。得一切佛法諸三昧門。百八三昧。五百陀羅尼。及諸解脱。大慈大悲。一切種智。五眼。六神通。三明。八解脱。十力。四無畏。十八不共法。三十二相。八十種好。六波羅蜜。三十七品。四弘大誓願。四無量心。如意神通。四攝法。如是無量佛法功徳。一切皆從禪生。 と述べて、仏法を学ぶにあたって、先ずは浄戒を持ちて禅定に勤むることとし、仏法の功徳の一切全ては禅定に従って生ずるとして、仏法における禅定波羅蜜の重要性を説いた。また、仏と衆生の一致を「一心」を契機として明示し、その実現法として坐禅の実習を強調した。 復次欲坐禪時。應先觀身本。身本者如來藏也。亦名自性清淨心。是名眞實心。不在内。不在外。不在中間。 と述べて、坐禅にあたっては身体の本性を観ずることを第一とし、その身体の本性とは「如来蔵」「自性清浄心」「真実心」と同一とした。また、如来蔵・自性清浄心・真実心を等置するのは『大乗起信論』等にみられ、一心を重視すると共に、その影響下にあったと考えられる。
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