祭り方(祀り方)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 08:10 UTC 版)
2種類に大別される。 1つは天皇の行幸を模し、鳳輩型の神輿に神霊を奉じて渡御する「王朝型神幸祭」。 例:京都石清水八幡宮、東京日枝神社神幸祭など。 2つ目は魂振りを行う祭り。神輿を激しく振り立て、神輿振りを強調する「日吉型渡御祭」で、神輿を激しく振り動かすことによって神の霊威を高め、豊作や大漁を願うものである。また、余すところなく周囲に行き渡らせる所作(しょさ)でもある。豊作や大漁を願うだけではなく、古来、神は祟り(天変地異)を起こすと考えられていたことから、霊威を高め、町を鎮めるお力も高めた。 例:滋賀日吉大社・山王祭、京都八坂神社・祇園祭、東京浅草神社・三社祭、鳥越神社・鳥越祭りなど全国各所。いわゆる暴れ神輿である。平安時代後期、比叡山延暦寺の僧兵等は日吉神社の神輿をもって強訴し、白河法皇に「賀茂川の水、双六の賽、山法師。これぞ朕が心にままならぬもの」と言わしめた。
※この「祭り方(祀り方)」の解説は、「神輿」の解説の一部です。
「祭り方(祀り方)」を含む「神輿」の記事については、「神輿」の概要を参照ください。
- 祭り方のページへのリンク