神社の森
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/02 18:47 UTC 版)
標高515mから山地の斜面に沿って上方に長く伸びている氷見神社の社叢(しゃそう)は、県指定文化財(天然記念物)に指定されている。 本殿のある一帯は、標高510〜520mで、シイノキ、クロガネモチ、ヤブニッケイ、シラカシなどが混生する。その奥の標高600〜700mの地には、ウラジロガシ、ハイノキ、ヤブコウジ、ミヤマトベラなどが観察できる。標高800〜900mの地には、ブナ、ミズナラ、チマキザサが生育する。さらに高いところでは、アカマツ林、コバノミツバツツジが混生している。このように植物の垂直分布が原生状態を保ったままひとつの場所で観察できるところは珍しく、学術的にも非常に貴重である。また、悠仁親王のお印であるコウヤマキも生育し、標高1000m前後のブナ林や暖地性のシイノキが垂直状態で観察できるのも県内の杜の中ではここだけである。
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