社会科学における公衆とは? わかりやすく解説

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社会科学における公衆

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/11 08:11 UTC 版)

公衆」の記事における「社会科学における公衆」の解説

タルドによると公衆とはメディアの発達により成立する集団であり、それを構成する人々物理的に近接しなければ存在できない群衆対し空間的に分散して存在することが可能でありメディア利用したコミュニケーションによって間接的接触によりつながり保ち集団形成するまた、群衆は共通の関心のみに自己引き入れることが出来るのに対し公衆は共通の関心対象持ちながらも幾つかの公衆自己分割できるという特徴併せ持っている。なお、先述通り公衆は共通のメディアで結ばれているので偏見群衆としての直接行動考えられる逆に冷静に判断した上で行動可能なため、総合的に見ると理性的な判断ができるとされるそもそもタルドル・ボン提示した群衆批判して民主政治担い手としての理想集団とし、この論を提出したが後にリップマンによってこの概念否定された。

※この「社会科学における公衆」の解説は、「公衆」の解説の一部です。
「社会科学における公衆」を含む「公衆」の記事については、「公衆」の概要を参照ください。

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