硫黄-酸素結合とは? わかりやすく解説

硫黄-酸素結合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 05:04 UTC 版)

スルホキシド」の記事における「硫黄-酸素結合」の解説

スルホキシドの硫黄-酸素結合は一般にS=Oと書き表されるが、実際二重結合ではない。スルホキシド硫黄原子プラスに、酸素原子はマイナスに分極しており、このためスルホキシド相当するスルフィド R2S・スルホン R2S(=O)2よりはるかに高い極性を示す。また、S→O という配位結合の形でこの結合書き表すこともある。この結合は、三級ホスフィンオキシド R3P=OのP-O結合似ているスルホキシド硫黄原子頂点とする三角錐形分子構造をもつが、下図のように硫黄原子からは非共有電子対張り出しており、これを考慮すると、sp3炭素似た四面体構造見なすことができる(VSEPR則参照)。このため硫黄原子につく2つアルキル基R, R'が互いに異なるものである場合スルホキシドキラリティー対掌性)を持つことになる。

※この「硫黄-酸素結合」の解説は、「スルホキシド」の解説の一部です。
「硫黄-酸素結合」を含む「スルホキシド」の記事については、「スルホキシド」の概要を参照ください。

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